ラトビアの国旗は、深い赤と白の、3本の横じまです。
この赤は、ふつうの赤とはちがう、少し茶色がかった色。日本語でいえば「えんじ色」に近い色です。
しかもこの旗、なんと13世紀の記録にも登場するといわれます。世界でもとくに古い旗のひとつなのです。
この記事では、ラトビアの国旗の意味と歴史を、表や年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 赤と白の意味と、言い伝え
- 700年以上前の記録に出てくる旗のこと
- ソ連時代に使えなかった時期
- オーストリアの国旗との見分け方
ラトビアの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、とても古い言い伝えをもつ、えんじ色の旗です。ポイントは3つあります。
- 赤は、ふつうの赤ではなくえんじ色
- まん中の白は、赤の半分の太さしかない
- 13世紀の記録に、すでに登場している
基本データ
| 正式名称 | ラトビア共和国 |
| 正式に決まった日 | 1921年6月15日 |
| ふたたび使われはじめた日 | 1990年2月27日 |
| しまの太さ | 赤2:白1:赤2 |
| 首都 | リガ |
| 人口 | 約190万人 |
赤と白の意味と、血に染まった布の言い伝え
赤は、自由のために心臓の血をささげる覚悟を表すといわれます。国を守る強い気持ちの色です。
そしてこの旗には、こんな言い伝えがあります。
こんな言い伝えがあります
昔、戦いで深い傷を負ったリーダーが、白い布にくるまれて運ばれました。体の下になった部分だけは白いまま残り、両はしは血で赤く染まりました。
次の戦いで、この布を旗にして戦うと、見事に勝利。それ以来、赤と白がこの土地のしるしになった、というお話です。
オーストリアの国旗にも、そっくりな「血に染まった服」の伝説があります。遠くはなれた2つの国に、よく似たお話が残っているのはおもしろいですね。
700年以上前の記録に出てくる旗
ラトビアの旗は、13〜14世紀ごろの出来事を書いた古い記録『リヴォニア韻文年代記』に登場します。
それによると、1279年ごろの戦いで、今のラトビア北部の人々が、「白いしまの入った赤い旗」をかかげて戦ったといいます。
この記録があることから、ラトビアの旗は、世界で最も古い旗のひとつといわれています。
ソ連時代は、かかげられなかった
1918年にラトビアが独立すると、この旗が国旗として使われはじめます。ところが1940年、ソ連に占領され、旗は使えなくなりました。
- 1279年ごろ 戦いで「白いしまの入った赤い旗」が使われた記録
- 1917年 画家アンシス・ツィールリスのデザインが選ばれる
- 1918年 ラトビアが独立し、旗が広く使われる
- 1921年 国旗として正式に決まる
- 1940年 ソ連に占領され、旗が使えなくなる
- 1990年 ふたたび国旗として使われはじめる
国旗クイズで迷わない!オーストリアとの見分け方
ラトビアの国旗とまちがえやすいのが、オーストリアの国旗です。どちらも赤・白・赤の横じまです。
| 見るところ | ラトビア | オーストリア |
|---|---|---|
| 赤の色 | えんじ色(暗い赤) | あざやかな赤 |
| 白の太さ | 細い(赤の半分) | 赤と同じ太さ |
「暗い赤で、白が細いほうがラトビア」と覚えておけば、まず迷いません。
よくある質問
ラトビアの国旗の色は、何色ですか?
えんじ色に近い深い赤と、白です。ふつうの赤より、少し茶色がかっています。
ラトビアの国旗はいつからありますか?
国旗として正式に決まったのは1921年です。ただ、同じような旗は13世紀の記録にも出てきます。
オーストリアの国旗とのちがいは?
ラトビアは赤が暗く、まん中の白が細いのが特徴です。オーストリアは、3本のしまが同じ太さです。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。
“ラトビアの国旗の意味は?「えんじ色」の由来と、世界最古級といわれる理由” に1件のコメントがあります