リトアニアの国旗は、上から黄・緑・赤の、3本の横じまです。
この3色は、リトアニアの人々が昔から織物や民族衣装に使ってきた、なじみのある色です。
実は最初の案は、緑と赤の2色だけでした。ところが「暗くて、さみしい」と言われて、あとから黄色が足されたのです。
この記事では、リトアニアの国旗の意味と歴史を、表や年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 黄・緑・赤が表す「朝の風景」
- あとから黄色が足された理由
- もうひとつの「騎士の旗」
- ボリビアの国旗との見分け方
リトアニアの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、リトアニアの朝の景色を3色で表した旗です。ポイントは3つあります。
- 3色は、民族衣装や織物によく使われてきた色
- 最初は緑と赤だけで、黄色はあとから足された
- 国の旗として、白い騎士の旗も使われている
基本データ
| 正式名称 | リトアニア共和国 |
| 国旗に決まった日 | 1918年4月25日 |
| ふたたび使われはじめた日 | 1988年11月18日 |
| 縦横の比率 | 3:5(2004年から) |
| 首都 | ビリニュス |
| 人口 | 約290万人 |
黄・緑・赤は「朝の風景」
3つの色には、こんな意味がこめられています。
| 色 | 表しているもの |
|---|---|
| 黄 | のぼってくる朝日 |
| 緑 | 畑や森 |
| 赤 | 朝日に照らされた雲 |
上から順に見ていくと、朝日がのぼり、その下に森が広がり、雲が赤く染まる……そんな朝の景色が浮かんできますね。
「暗すぎる」と言われて、黄色が足された
1917年、国旗を決める会議がひらかれました。会場には、民族的な芸術によく使われる緑と赤の小さな旗がかざられていました。
ところが、集まった人たちの反応はいまひとつ。「暗くて、さみしい感じがする」というのです。
そこでタダス・ダウギルダスという人が、緑と赤のあいだに細い黄色の帯を入れることを提案します。黄色は、のぼる朝日を表す色でした。
その後、特別な委員会が話し合い、1918年4月25日、黄・緑・赤の旗が国旗に決まりました。
- 1410年 グルンヴァルトの戦いで、騎士を描いた赤い旗が使われる
- 1905年 大きな集会で、黄・緑・赤の旗が民族の旗として選ばれる
- 1918年 黄・緑・赤の旗が国旗に決まる
- 1940年 ソ連に占領され、旗が使えなくなる
- 1988年 ふたたび国旗として使われはじめる
- 2004年 縦横の比率が1:2から3:5に変わる
もうひとつの「騎士の旗」
リトアニアには、赤い地に馬に乗った白い騎士を描いた旗もあります。「ヴィーティス」と呼ばれ、昔のリトアニア大公国の旗でした。
2004年からは、この騎士の旗も国を表す旗として使われています。
ここがトリビア
国旗を決めるとき、騎士の旗は候補からはずされました。理由のひとつは、ぬうのがむずかしすぎるから。馬や騎士を布で表すのは、たいへんな手間だったのです。
国旗クイズで迷わない!ボリビアとの見分け方
リトアニアの国旗と同じ3色を使う国旗に、南米ボリビアの国旗があります。色の順番に注目しましょう。
| 国 | 上から順に |
|---|---|
| リトアニア | 黄 → 緑 → 赤 |
| ボリビア | 赤 → 黄 → 緑 |
| ガーナ | 赤 → 黄 → 緑(まん中に黒い星) |
「朝日(黄)が一番上」と覚えれば、リトアニアはすぐにわかります。
よくある質問
リトアニアの国旗の3色の意味は?
黄は朝日、緑は畑や森、赤は朝日に照らされた雲を表すといわれます。
リトアニアの国旗はいつできましたか?
1918年4月25日に国旗に決まりました。ソ連時代をへて、1988年にふたたび使われはじめています。
ボリビアの国旗とのちがいは?
リトアニアは上から黄・緑・赤、ボリビアは赤・黄・緑です。色の順番がちがいます。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。