北マケドニアの国旗は、赤い地に、8本の光をのばす黄色い太陽を描いたデザインです。
太陽の光が旗のはしまでぐんと広がり、とても力強い印象ですね。
でも実は、この国旗は2代目。最初の国旗に描かれていた太陽をめぐって、となりのギリシャと大きな対立が起き、デザインを変えることになったのです。
この記事では、北マケドニアの国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 黄色い太陽が表すもの
- 最初の国旗の「ヴェルギナの太陽」
- ギリシャが国旗に反対した理由
- 国旗クイズで迷わない覚え方
北マケドニアの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、「自由の新しい太陽」を描いた、2代目の国旗です。ポイントは3つあります。
- 太陽は、国歌に出てくる「自由の新しい太陽」
- 最初の国旗は、ギリシャとの対立で変更された
- 今の旗は、8本の光が旗のはしまで広がる
基本データ
| 正式名称 | 北マケドニア共和国 |
| 今の国旗になった日 | 1995年10月5日 |
| デザイン | ミロスラフ・グルチェフ |
| 縦横の比率 | 1:2 |
| 首都 | スコピエ |
| 人口 | 約180万人 |
太陽が表すのは「自由の新しい太陽」
黄色い太陽は、北マケドニアの国歌『今日マケドニアの上に』に出てくる、「自由の新しい太陽」を表しています。
太陽からは8本の光が、旗のはしに向かって、だんだん太くなりながら広がっています。
| 色・形 | 表しているもの |
|---|---|
| 赤い地 | 国の伝統的な色 |
| 黄色い太陽 | 国歌に歌われる「自由の新しい太陽」 |
| 8本の光 | 太陽から広がる光 |
ギリシャとの対立で、国旗が変わった
1991年、北マケドニアはユーゴスラビアから独立します。翌1992年に決めた最初の国旗には、「ヴェルギナの太陽」と呼ばれる太陽の模様が描かれていました。
太陽の形は、今の旗とは少しちがいます。細くとがった光が、16本出ていました。
なぜギリシャは反対したのか
「ヴェルギナの太陽」は、ギリシャ北部の古代遺跡から見つかった模様です。古代マケドニア王国、アレクサンドロス大王の一族とゆかりの深いしるしとされています。
ギリシャにとって、この太陽は自分たちの歴史と文化のシンボルでした。それをとなりの国が国旗に使ったことに、強く反発します。
国の名前「マケドニア」も、ギリシャ北部の地方の名前と同じでした。ギリシャは1994年から、経済的な封鎖という厳しい手段にまで出ます。
- 1946年 ユーゴスラビアの共和国として、赤い地に赤い星の旗を使う
- 1992年 独立後の最初の国旗。「ヴェルギナの太陽」を描く
- 1994年 ギリシャが経済封鎖を始める
- 1995年 今の8本の光の太陽に変わる
- 2019年 国名を「北マケドニア」に変える
ここがトリビア
ギリシャとの対立は国旗だけでなく、国の名前にもおよびました。2019年に国名を「北マケドニア」に変えたことで、ようやく長い対立に区切りがつきました。
国旗クイズで迷わない!覚え方のコツ
赤い地に太陽の国旗は、とても目立つので覚えやすい国旗です。似ているのは、太陽を描いたキルギスの国旗です。
| 国 | 見分けるところ |
|---|---|
| 北マケドニア | 太陽の8本の光が、旗のはしまで広がる |
| キルギス | 赤い地のまん中に、40本の光をもつ黄色い太陽(光は旗のはしまでのびない) |
「光が旗のはしまで届いていたら北マケドニア」と覚えましょう。
よくある質問
北マケドニアの国旗の太陽の意味は?
国歌に歌われる「自由の新しい太陽」を表しています。
なぜ国旗が変わったのですか?
最初の国旗に描いた「ヴェルギナの太陽」に、ギリシャが強く反対したためです。1995年に今のデザインになりました。
北マケドニアの国旗の太陽の光は何本ですか?
8本です。旗のはしに向かって、だんだん太くなりながら広がっています。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。