ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗は、青い地に黄色い三角形、そしてななめに並んだ白い星のデザインです。
よく見ると、星はいちばん上と下で半分に切れています。描き忘れではありません。わざとそうしているのです。
この旗は、つらい内戦のあと、国の人々みんなが受け入れられる旗として生まれました。
この記事では、ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗の意味と歴史を、表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 黄色い三角形が表すもの
- 星が半分に切れている理由
- 内戦のあとに国旗が決まった経緯
- 国旗クイズで迷わない覚え方
ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、3つの民族が、ヨーロッパの一員としてともに生きる願いの旗です。ポイントは3つあります。
- 三角形の3つの角は、3つの民族
- 三角形の形は、国の形に近い
- 星は、どこまでも続くヨーロッパを表す
基本データ
| 正式名称 | ボスニア・ヘルツェゴビナ |
| 制定 | 1998年 |
| 縦横の比率 | 1:2 |
| 首都 | サラエボ |
| 人口 | 約320万人 |
三角形と星が表すもの
| 色・形 | 表しているもの |
|---|---|
| 黄色い三角形の3つの角 | ボシュニャク人・クロアチア人・セルビア人の3つの民族 |
| 三角形の形 | ボスニア・ヘルツェゴビナの国土のおおよその形 |
| 白い星 | ヨーロッパ |
| 青い地 | ヨーロッパの旗(EUの旗)を思わせる色 |
この国では、3つの民族がいっしょに暮らしています。三角形の3つの角は、そのどれもが国の大切な一部であることを表しています。
星が半分に切れているのは「終わりがない」から
星は、上から下へ、ななめに並んでいます。いちばん上といちばん下の星は、旗のはしで半分に切れています。
これは、星がこの旗の外まで、どこまでも続いていく、という意味です。ヨーロッパとのつながりが、終わりなく続くことを表しています。
ここがトリビア
白・青・黄は、中立と平和によく使われる色です。どの民族の色にもかたよらない色が、あえて選ばれました。
内戦のあと、国旗が決まるまで
ボスニア・ヘルツェゴビナは、かつてユーゴスラビアというひとつの国の一部でした。1990年代、ユーゴスラビアがばらばらになる中で、この地では民族どうしの激しい内戦が起こります。
戦争が終わったあとも、民族ごとに使いたい旗がちがい、なかなか国旗が決まりませんでした。
そこで、国の再建を見守る国際的な代表者が、どの民族のしるしも使わない旗を決めることになります。こうして1998年、今の国旗が使われはじめました。
- 中世 ボスニア王国の旗は、白地に青い盾とユリの紋章
- 1946年〜 ユーゴスラビアの中の共和国として、赤い旗を使う
- 1992年 ユリの紋章を描いた旗を使いはじめる
- 1998年 今の青と黄色の旗になる
国旗クイズで迷わない!覚え方のコツ
ななめの三角形と星の列があるのは、ボスニア・ヘルツェゴビナの大きな特徴です。
| 見るところ | 特徴 |
|---|---|
| 形 | 旗の右側に黄色い直角三角形 |
| 星 | 三角形のななめの辺にそって、白い星が並ぶ |
| 色 | 青・黄・白の3色 |
「青い空に、黄色い三角定規と星の列」とイメージすると覚えやすいですよ。
よくある質問
ボスニア・ヘルツェゴビナの国旗の三角形の意味は?
3つの角は国の3つの民族を表し、三角形の形は国土の形を表しています。
星が半分に切れているのはなぜですか?
星がどこまでも続いていくことを表すためです。ヨーロッパとのつながりが終わりなく続く、という意味です。
今の国旗はいつからですか?
1998年からです。内戦のあと、どの民族のしるしも使わない旗として決まりました。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。