カナダの国旗は、赤・白・赤の地のまん中に、赤いカエデの葉(メープルリーフ)を描いたデザインです。
世界でもとくに有名な国旗のひとつですが、実は生まれたのは1965年と、意外に最近です。
それまでカナダには、正式な国旗がありませんでした。新しい国旗を決めるときには、国中をまきこむ大論争が起きたのです。
この記事では、カナダの国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- メープルリーフが選ばれた理由
- 国旗をめぐる「大論争」
- 3つの最終案からの選考
- まん中の白が太い理由
カナダの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、カナダのシンボル、カエデの葉を描いた旗です。ポイントは3つあります。
- カエデの葉には、11の角がある
- まん中の白は、両側の赤の2倍の幅
- 正式な国旗になったのは1965年2月15日
基本データ
| 正式名称 | カナダ |
| 制定日 | 1965年2月15日 |
| デザイン | ジョージ・スタンレー(原案) |
| 縦横の比率 | 1:2 |
| 首都 | オタワ |
| 人口 | 約4,100万人 |
なぜカエデの葉なの?
カエデの葉は、19世紀からカナダのシンボルとして使われてきました。1868年には州の紋章に描かれ、1867年には「メープルリーフよ永遠に」という愛国的な歌もつくられています。
コインや軍隊のバッジにもカエデの葉が使われ、戦争で亡くなった兵士のお墓にも刻まれました。カナダの人々にとって、とても身近なしるしだったのです。
| 色・形 | 表しているもの |
|---|---|
| 赤 | カナダの公式の色のひとつ(カエデの紅葉の色でもある) |
| 白 | カナダのもうひとつの公式の色 |
| 11の角をもつカエデの葉 | カナダそのもののシンボル |
国旗をめぐる「大論争」
1965年まで、カナダには法律で決まった国旗がありませんでした。イギリスの国旗や、左上にユニオンジャックを入れた「カナダ赤色旗」が使われていたのです。
1964年、レスター・ピアソン首相は、カナダ独自の国旗をつくるための委員会をつくります。ところが、これが大きな論争に発展しました。
イギリスとのつながりを大切にする人たちは、ユニオンジャックをなくすことに強く反対します。議会の議論は長く続き、「大国旗論争」と呼ばれるほどになりました。
3つの最終案から選ばれた
最終的に残った3つの案の中から選ばれたのが、歴史学者ジョージ・スタンレーの案でした。カナダ王立軍事大学の旗をもとにしたデザインです。
- 1860年代〜 左上にユニオンジャックを入れた「カナダ赤色旗」が使われる
- 1964年 ピアソン首相が、国旗を決める委員会をつくる
- 1964年 3つの最終案から、メープルリーフの案が選ばれる
- 1965年2月15日 新しい国旗が正式に使われはじめる
ここがトリビア
2月15日は、今も「カナダ国旗の日」として記念されています。
まん中の白が太い理由
カナダの国旗は、赤・白・赤の3つに分かれていますが、幅は同じではありません。まん中の白が、両側の赤の2倍の幅になっています。
この「まん中が広い縦の帯」は、カナダの国旗のために生まれた形として、「カナディアン・ペイル」と呼ばれています。カエデの葉を大きく見せるための工夫です。
国旗クイズで迷わない!覚え方のコツ
| 見るところ | カナダの特徴 |
|---|---|
| 形 | 赤・白・赤(まん中の白が広い) |
| まん中 | 赤いカエデの葉(角が11) |
カエデの葉があれば、もうカナダで決まりです。世界でいちばん覚えやすい国旗のひとつですね。
よくある質問
カナダの国旗の葉は何ですか?
カエデ(メープル)の葉です。19世紀からカナダのシンボルとして使われてきました。
カナダの国旗はいつできましたか?
1965年2月15日です。それまでは、法律で決まった国旗はありませんでした。
カエデの葉の角はいくつですか?
11です。デザインをシンプルにするため、本物の葉より角を少なくしています。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。