マリの国旗は、緑・黄・赤の3本のたてじまです。模様は何もありません。
でも、もとの旗には、まん中に人の形をした模様が描かれていました。
それが消された理由は、この国の人々が信じる宗教と深く関わっています。
この記事では、マリの国旗の意味と歴史を、表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 緑・黄・赤の意味
- まん中にあった「人の形」の模様
- 模様が消された理由
- ギニア・セネガルとの見分け方
マリの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、アフリカの3色だけを、シンプルに並べた旗です。ポイントは3つあります。
- 色は、緑・黄・赤のアフリカの色
- もとは、まん中に「カナガ」という人の形があった
- 宗教上の理由で、1961年に模様が消された
基本データ
| 正式名称 | マリ共和国 |
| 今の国旗になった日 | 1961年3月1日 |
| 縦横の比率 | 2:3 |
| 首都 | バマコ |
| 人口 | 約2,300万人 |
緑・黄・赤が表すもの
| 色 | 表しているもの |
|---|---|
| 緑 | 豊かな大地 |
| 黄 | 清らかさと、地下資源の豊かさ |
| 赤 | 独立のために流された血 |
まん中にあった「人の形」
1959年、マリはとなりのセネガルと組んで「マリ連邦」をつくりました。このときの旗のまん中には、「カナガ」と呼ばれる黒い模様が描かれていました。
カナガは、両手を空にあげた人の形を表したもので、マリのドゴン族の仮面などに見られる伝統的な形です。
連邦はすぐに終わり、セネガルとマリは別々の国になります。セネガルはカナガを緑の星に変え、マリはしばらくカナガを残しました。
なぜ消されたのか
マリの人々のおよそ9割は、イスラム教を信じています。イスラム教では、人の姿を絵にすることをよくないと考える人たちがいます。
そのため、人の形の模様に反対する声が上がり、1961年3月1日、カナガは取りのぞかれました。こうして、模様のない3色だけの旗になったのです。
ここがトリビア
セネガルの国旗とマリの国旗は、もとは同じ旗でした。まん中の模様を、セネガルは星に、マリは「なし」にしたことで、ちがう国旗になったのです。
国旗クイズで迷わない!似た国旗との見分け方
| 国 | 旗ざお側(左)から | 模様 |
|---|---|---|
| マリ | 緑 → 黄 → 赤 | なし |
| ギニア | 赤 → 黄 → 緑 | なし |
| セネガル | 緑 → 黄 → 赤 | まん中に緑の星 |
| カメルーン | 緑 → 赤 → 黄 | まん中に黄色い星 |
マリとギニアは、色の順番が左右反対です。「マリは緑から」と覚えておきましょう。
よくある質問
マリの国旗の色の意味は?
緑は豊かな大地、黄は清らかさと地下資源、赤は独立のために流された血を表します。
マリの国旗の「カナガ」とは?
両手を空にあげた人の形の模様です。1961年に国旗から取りのぞかれました。
ギニアの国旗とのちがいは?
同じ3色ですが、並びが反対です。マリは左から緑・黄・赤、ギニアは赤・黄・緑です。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。