コンゴ共和国の国旗は、緑と赤の三角形のあいだに、黄色いななめの帯を通したデザインです。
緑・黄・赤は、アフリカの国旗によく使われる色。でもそれをななめに配置しているのは、コンゴ共和国だけです。
しかもこの旗は、一度使われなくなり、20年あまりたってから復活した旗でもあります。
この記事では、コンゴ共和国の国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 緑・黄・赤の意味
- ななめのデザインのめずらしさ
- 赤い旗が使われていた20年
- コンゴ民主共和国との見分け方
コンゴ共和国の国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、アフリカの3色をななめに並べた、めずらしい旗です。ポイントは3つあります。
- アフリカの3色をななめに使う、ただひとつの国旗
- 1970〜1991年は、赤い別の旗が使われていた
- 1991年に、最初の旗が復活した
基本データ
| 正式名称 | コンゴ共和国 |
| 最初に決まった日 | 1959年9月15日 |
| 復活した日 | 1991年6月10日 |
| 縦横の比率 | 2:3 |
| 首都 | ブラザビル |
| 人口 | 約620万人 |
緑・黄・赤が表すもの
| 色 | 表しているもの |
|---|---|
| 緑 | 農業と森 |
| 黄 | コンゴの人々の友情と気高さ |
| 赤 | はっきりとした説明はない(独立の戦いの血、とされることが多い) |
緑・黄・赤は、アフリカで最も古い独立国エチオピアの国旗の色で、「アフリカの色」と呼ばれています。多くのアフリカの国が、この3色を国旗に使っています。
赤い旗だった20年
コンゴ共和国は、もともとフランスの植民地でした。フランスは、植民地が自分たちの旗を持つことを認めていませんでした。
1958年に自治が認められ、1959年9月15日に、ななめの緑・黄・赤の旗が決まります。1960年の独立のあとも、この旗が使われました。
ところが1969年、コンゴはアフリカで最初の社会主義の国になります。翌1970年、国旗は赤い地の左上に、星とハンマー、くわを描いた旗に変えられました。ソ連の国旗にならったデザインです。
- 1959年 ななめの緑・黄・赤の旗が決まる
- 1960年 フランスから独立
- 1970年 社会主義の国になり、赤い旗に変わる
- 1991年 社会主義が終わり、最初の旗が復活
ここがトリビア
1991年、社会主義の体制が終わると、国は最初の旗をそのまま復活させました。21年ぶりに、ななめの3色が戻ってきたのです。
国旗クイズで迷わない!似た国旗との見分け方
「コンゴ」と名のつく国は2つあります。国旗もまったくちがうので、しっかり見分けましょう。
| 国 | 見分けるところ |
|---|---|
| コンゴ共和国 | 緑・黄・赤をななめに配置 |
| コンゴ民主共和国 | 水色の地に、黄色いふちの赤いななめ帯と黄色い星 |
| タンザニア | 緑と青を、黄色いふちの黒いななめ帯で分ける |
「ななめで、アフリカの3色ならコンゴ共和国」と覚えておきましょう。
よくある質問
コンゴ共和国の国旗の色の意味は?
緑は農業と森、黄は人々の友情と気高さを表します。赤については、はっきりした説明はありません。
コンゴ民主共和国の国旗とのちがいは?
コンゴ共和国は緑・黄・赤のななめ、コンゴ民主共和国は水色の地に赤いななめ帯と黄色い星です。
ずっと同じ国旗ですか?
1970〜1991年は社会主義の赤い旗が使われていました。1991年に最初の旗が復活しました。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。