緑・白・緑の縦三色。ナイジェリアの国旗は、たった2色でできた、とてもシンプルな旗です。
この旗は、独立を前に開かれたコンテストで選ばれました。ただし、選ばれた案がそのまま国旗になったわけではありません。もとの案の中央には赤い太陽が描かれていたのですが、審査のあとで消されてしまったのです。
ナイジェリアってどんな国?国旗の基本データ
| 正式名称 | ナイジェリア連邦共和国 |
| 人口 | 約2億3,000万人 |
| 首都 | アブジャ |
| 制定日 | 1960年10月1日 |
| デザイン | タイウォ・アキンクンミ |
| 配色 | 緑・白・緑 |
約3,000点の応募から選ばれた
ナイジェリアは、アフリカで最も人口の多い国です。かつてはイギリスの植民地で、1960年に独立しました。
独立に向けた準備が進む1958年、国旗のデザインを決めるコンテストが開かれます。集まった案はおよそ3,000点。翌1959年、その中から選ばれたのが、マイケル・タイウォ・アキンクンミという若者の案でした。当時、彼はロンドンで学ぶ学生だったといいます。
中央にあった赤い太陽は、消された
アキンクンミの案は、緑・白・緑の縦三色の中央、白い帯の上に、16本の光を放つ赤い太陽を描いたものでした。
ところが審査委員会は、この案を採用したあとで、太陽を取り除いてしまいます。こうして残ったのが、今の緑と白だけの旗です。
せっかく描いた太陽を消されてしまったわけですが、結果として、世界でもとくに覚えやすい国旗のひとつが生まれました。
緑は農業、白は平和と団結
2色の意味は、とてもはっきりしています。緑は農業、つまりこの国の豊かな大地と自然の恵み。白は平和と団結です。
ナイジェリアには250を超える民族が暮らしているといわれます。多くの人々がひとつの国としてまとまる、という願いが、中央の白に込められています。
独立の日の、真夜中に掲げられた
国旗が初めて掲げられたのは、1960年10月1日の午前0時。日付が変わり、ナイジェリアが独立国となったまさにその瞬間でした。
式典でイギリスの旗が降ろされ、代わって緑と白の旗が夜空に揚がります。旗を掲げる役目を務めたのは、陸軍のデイヴィッド・エジョール中尉でした。
植民地時代の旗は、まったく違うデザイン
それ以前、イギリスの統治下にあったナイジェリアの旗は、青地の左上にユニオンジャック、右側に赤い円を置いたものでした。円の中には緑色の六角の星と王冠、そして「Nigeria」の文字。
今のすっきりした国旗と比べると、同じ国の旗とは思えないほどです。
まとめ
ナイジェリアの国旗は、ひとりの学生が描いた案から太陽を取り除いて生まれました。緑は大地、白は平和。意味もデザインも、とてもわかりやすい旗です。
左右の緑にはさまれた白。「緑の大地の真ん中に平和がある」とイメージすると、一度で覚えられますよ。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。