イエメンの国旗は、上から赤・白・黒の3本の横じまだけでできた、とてもシンプルな旗です。
エジプトやイラク、スーダンなどにも、赤・白・黒を使った国旗がありますよね。イエメンはその中で、模様が何もないのが特徴です。
実はこのシンプルさには、理由があります。イエメンは、もともと北と南の2つの国だったのです。
この記事では、イエメンの国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 赤・白・黒の意味
- 南北統一で生まれた旗のこと
- 星や三角形が消えた理由
- 似た国旗との見分け方
イエメンの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、南と北が、ちがいを消してひとつになった旗です。ポイントは3つあります。
- 色は赤・白・黒の3色だけ
- 1990年、南北のイエメンが統一してできた
- 南北それぞれの旗の星や三角形を取りのぞいた
基本データ
| 正式名称 | イエメン共和国 |
| 制定日 | 1990年5月22日(統一の日) |
| 縦横の比率 | 2:3 |
| 首都 | サヌア |
| 人口 | 約3,500万人 |
赤・白・黒が表すもの
| 色 | 表しているもの |
|---|---|
| 赤 | 団結と、命をささげた人々の血 |
| 白 | 明るい未来 |
| 黒 | 暗かった過去 |
赤・白・黒は、「アラブ解放旗」と呼ばれる旗の色です。20世紀のなかば、エジプトの革命で使われ、アラブの国々に広がりました。
南北2つの国が、ひとつになった
1990年まで、イエメンは北イエメンと南イエメンの2つの国に分かれていました。どちらの国旗も、赤・白・黒をもとにしていました。
| 国 | 国旗の特徴 |
|---|---|
| 北イエメン | 赤・白・黒に、緑の星が1つ |
| 南イエメン | 赤・白・黒に、左に水色の三角形と赤い星 |
| 統一後のイエメン | 赤・白・黒だけ |
ここがトリビア
統一のとき、南北それぞれの目印(星や三角形)を取りのぞいて、共通の3色だけを残しました。どちらか一方の旗にならないようにした、という工夫なんです。
- 1918年 北のイエメン王国が独立
- 1962年 北で革命。赤・白・黒に緑の星の旗に
- 1967年 南イエメンがイギリスから独立
- 1990年5月22日 南北が統一し、今の国旗ができる
国旗クイズで迷わない!似た国旗との見分け方
| 国 | 見分けるところ |
|---|---|
| イエメン | 赤・白・黒、模様なし |
| エジプト | 赤・白・黒、まん中に金色のワシ |
| イラク | 赤・白・黒、まん中に緑の文字 |
| シリア(2025年〜) | 緑・白・黒、赤い星が3つ |
「赤・白・黒で、何もなければイエメン」です。
よくある質問
イエメンの国旗の色の意味は?
赤は団結と人々の血、白は明るい未来、黒は暗かった過去を表しています。
イエメンの国旗はいつできましたか?
南北のイエメンが統一した1990年5月22日です。
エジプトの国旗とのちがいは?
同じ赤・白・黒ですが、エジプトにはまん中に金色のワシがあります。イエメンには何もありません。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。