バチカンの国旗の意味は?黄色と白、金と銀の鍵、正方形の理由をわかりやすく

Flag_of_Vatican_City_2023–present

バチカンの国旗は、左が黄色、右が白の2色に分かれた旗です。白い側には、冠と2本の鍵が描かれています。

そしてこの旗、真四角(正方形)なんです。正方形の国旗は、世界でバチカンとスイスの2つだけ。

黄色と白の色には、ちゃんと理由があります。実は、描かれている「鍵」の色なのです。

この記事では、世界一小さな国・バチカンの国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。

この記事でわかること

  • 黄色と白が選ばれた理由
  • 冠と2本の鍵の意味
  • ナポレオンの時代に「赤」が消えた話
  • ネットで広まった「まちがった国旗」

バチカンの国旗とは?3行でわかるポイント

ひと言でいうと、金と銀の鍵の色でできた旗です。ポイントは3つあります。

  1. 黄色は金の鍵、白は銀の鍵の色
  2. 形は、世界に2つしかない正方形
  3. 描かれているのは、ローマ教皇の冠と鍵

基本データ

正式名称バチカン市国
制定1929年(国ができた年)
縦横の比率1:1(正方形)
面積約0.44km²(世界最小の国)
人口約800人

黄色と白は「鍵」の色

色・形表しているもの
黄色金の鍵の色
白銀の鍵の色
交差した2本の鍵聖ペテロの鍵(天国の鍵)
3段の冠ローマ教皇の冠(三重冠)

聖書には、イエスが弟子のペテロに「天国の鍵」を授けた、という話があります。ペテロは最初のローマ教皇とされる人物。だから鍵は、教皇の権威のしるしなのです。

ここがトリビア

3段に重なった冠が何を表すのかは、はっきり決まった答えがありません。「教皇の3つの役目」「キリストの3つの役割」など、いくつもの説があります。

ナポレオンの時代に「赤」が消えた

バチカンのもとになった「教皇領」では、昔は赤と黄色の旗が使われていました。

1808年、ナポレオンの勢力がイタリアに広がり、教皇の兵士の一部がナポレオン軍に組みこまれてしまいます。そこで教皇ピウス7世は、自分の兵士と見分けるため、赤を白に変えさせました。

  1. 1808年以前 教皇領では、赤と黄色の旗が使われる
  2. 1808年 教皇の兵士の色が、赤から白に変わる
  3. 1825年 黄色と白の旗が、船の旗として使われる(今の国旗のもと)
  4. 1870年 教皇領がイタリアに併合される
  5. 1929年 ラテラノ条約でバチカン市国ができ、今の国旗が決まる

正方形の国旗はスイスとバチカンだけ

バチカンの国旗は、縦と横が同じ長さです。正方形の国旗は、スイスとバチカンの2つしかありません。

ただし2010年には、ドイツにあるバチカンの大使館が「国旗は必ずしも正方形でなくてよい」と説明しています。実際には、長方形のバチカン国旗が使われることもあります。

ネットで広まった「まちがった国旗」

ネットでバチカンの国旗を探すと、冠の内側が赤くぬられた画像を見かけることがあります。でも、正しくは白です。

ここがトリビア

このまちがった図は、ネット上の画像素材で何年ものあいだ使われていたため、世界中に広まってしまいました。今でも、あちこちに残っているんです。

国旗クイズで迷わない!覚え方のコツ

見るところバチカンの特徴
形正方形
色左が黄色、右が白
絵白い側に、冠と2本の鍵

「正方形で、黄色と白ならバチカン」「正方形で、赤に白い十字ならスイス」と覚えましょう。

よくある質問

バチカンの国旗の色の意味は?

黄色は金の鍵、白は銀の鍵の色です。2本の鍵は、聖ペテロの「天国の鍵」を表しています。

バチカンの国旗はなぜ正方形なのですか?

国の決まりで、正方形の図が示されています。ただし長方形で作られることもあります。

正方形の国旗はほかにありますか?

スイスだけです。正方形の国旗は、世界でバチカンとスイスの2つです。

国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。

参考資料:Flag of Vatican City(英語版Wikipedia)

“バチカンの国旗の意味は?黄色と白、金と銀の鍵、正方形の理由をわかりやすく” に1件のコメントがあります

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial