サンマリノの国旗は、上が白、下が水色の2色に、まん中に紋章をのせたデザインです。
紋章に描かれた3つの塔は、空想の建物ではありません。サンマリノの山の上に、今も本当に建っている要塞です。
サンマリノは、世界で最も古い共和国ともいわれます。その始まりは、なんとひとりの石工でした。
この記事では、サンマリノの国旗の意味と歴史を、表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 白と水色の意味
- 3つの塔が実在する要塞であること
- 共和国なのに王冠がある理由
- 石工が山をゆずり受けた建国伝説
サンマリノの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、山の上の小さな国を、そのまま描いた旗です。ポイントは3つあります。
- 3つの塔は、ティターノ山に実在する要塞
- リボンには「LIBERTAS(自由)」の文字
- 建国は、伝説では西暦301年
基本データ
| 正式名称 | サンマリノ共和国 |
| もとの形ができた年 | 1862年 |
| 縦横の比率 | 3:4 |
| 首都 | サンマリノ |
| 人口 | 約3万4,000人 |
| まわりの国 | イタリアだけ(四方を囲まれている) |
白と水色、紋章が表すもの
| 色・形 | 表しているもの |
|---|---|
| 白 | ティターノ山の頂をおおう雲と、平和 |
| 水色 | 空と、遠くに見えるアドリア海。そして自由 |
| 3つの塔 | ティターノ山の3つの峰に建つ、グアイタ塔・チェスタ塔・モンターレ塔 |
| 王冠 | 国そのものが主権をもつこと |
| 「LIBERTAS」 | 自由 |
共和国なのに王冠があるのは、ふしぎに思えますね。この王冠は、王様ではなく、国そのものが独立した主権をもつことを表しているのです。
ここがトリビア
3つの塔は、どれも中世に建てられた要塞で、今も見学することができます。国旗に描かれた建物に、実際に行けるというのは、なかなかめずらしいことです。
石工が山をゆずり受けた建国伝説
伝説によれば、サンマリノの始まりは西暦301年。石工のマリヌスという男が、キリスト教徒への迫害を逃れて、ティターノ山に小さな礼拝所をつくったことでした。
その生き方に心を打たれた人々が集まり、やがて山の持ち主だった貴婦人が、山をまるごとマリヌスにゆずったと伝えられています。
国の名前「サンマリノ」も、この「聖マリヌス」から来ています。9月3日は、今も建国記念日として祝われています。
ナポレオンも一目置いた小さな国
1797年、フランス軍を率いるナポレオンが、イタリアを次々と支配していきました。そんな中、ナポレオンはサンマリノに「領土を広げてはどうか」と持ちかけます。
ところがサンマリノは、この申し出をていねいに断りました。土地を広げれば、将来の争いのもとになると考えたのです。
大国に逆らわず、でも言いなりにもならない。こうした知恵が、世界最古の共和国が今まで続いてきた理由のひとつなのかもしれません。
国旗クイズで迷わない!覚え方のコツ
| 国 | 見分けるところ |
|---|---|
| サンマリノ | 上が白、下が水色。まん中に3つの塔の紋章 |
| ポーランド | 上が白、下が赤 |
| モナコ | 上が赤、下が白 |
「白と水色に、3つの塔」。白と水色の上下2色は、サンマリノの大きな目印です。
よくある質問
サンマリノの国旗の3つの塔は何ですか?
ティターノ山の3つの峰に実在する要塞、グアイタ塔・チェスタ塔・モンターレ塔です。
白と水色の意味は?
白は山の頂をおおう雲と平和、水色は空と海、そして自由を表しています。
共和国なのに、なぜ王冠があるのですか?
王様ではなく、国そのものが独立した主権をもつことを表しているためです。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。