ギリシャの国旗|9本の縞は「自由か、死か」の9音節?

Flag_of_Greece

青と白の縞に、左上の白い十字。エーゲ海の青い海と白い家並みを思わせるギリシャの国旗には、9本の縞があります。

なぜ9本なのか。実は公式な理由は決まっていないのですが、最もよく知られた説がなかなか熱い内容です。独立戦争で人々が叫んだ合言葉の、音の数だというのです。

ギリシャってどんな国?国旗の基本データ

正式名称ギリシャ共和国
人口約1,040万人
首都アテネ
制定1822年1月13日
縦横比2:3
通称「ガラノレフキ(青と白)」

9本の縞は「自由か、死か」

19世紀の初め、ギリシャはオスマン帝国の支配から独立するために戦っていました。そのときの合言葉が「エレフテリア・イ・タナトス」。「自由か、死か」という意味です。

この言葉をギリシャ語で音節に区切ると、ちょうど9つになります。「エレフテリア(自由)」の5音節が5本の青い縞、「イ・タナトス(か、死か)」の4音節が4本の白い縞にあたる、というわけです。

ただし、これはあくまで最も人気のある説。9本の縞に、法律で決められた意味があるわけではありません。

青と白は海と空、十字はキリスト教

青と白は、ギリシャの空と海の色を表すといわれています。地中海の強い日差しの下で見る海と空、そして白い波や雲を思い浮かべると、しっくりくる配色です。

左上の白い十字は、キリスト教を表しています。イスラム教の国であるオスマン帝国からの独立をめざしたギリシャの人々にとって、信仰は自分たちをひとつにまとめる大切なよりどころでした。

独立戦争のさなかに定められた旗

この旗が正式に定められたのは、1822年1月13日。独立戦争のさなかに開かれた最初の国民議会でのことです。それまで各地の部隊がばらばらに使っていた旗をやめて、国としてひとつの旗に統一することが決められました。

このとき、陸で使う旗は「青地に白い十字」だけのシンプルなもの、船で使う旗は「縞と十字」のものと、2種類が定められています。今の国旗は、もともとは海の旗だったんですね。

青の濃さは、時代によってバラバラだった

ギリシャの国旗の青は、時代によって明るい水色から濃い紺色まで、かなり幅がありました。1960年代の終わりごろからは、濃い青が使われることが増えています。

古い写真や絵で見るギリシャの国旗が、今よりずっと淡い色に見えるのは、そのためです。

まとめ

ギリシャの国旗は、独立戦争のさなかに生まれました。9本の縞には「自由か、死か」という合言葉が、十字には信仰が、青と白にはこの国の海と空が重ねられています。

縞の数を数えながら「エ・レ・フ・テ・リ・ア…」と唱えてみると、9本という数がすんなり覚えられますよ。

国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。

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