日本の国旗|「日の丸」が法律で国旗になったのは、実は1999年

Flag_of_Japan

白地に赤い円。日本の国旗「日の丸」は、世界でもとびきりシンプルな国旗です。日本人なら誰もが知っている旗ですが、意外と知られていないことがあります。

この旗が法律で正式に「国旗」と定められたのは、1999年。平成になってからのことです。それまでの100年以上、日の丸は「国旗ということになっている旗」でした。

日本の国旗の基本データ

正式名称日章旗(にっしょうき)
通称日の丸
法律での制定1999年8月13日
縦横比2:3
円の直径縦の5分の3
円の色紅色

太陽の旗は、701年の記録にも登場する

日本は古くから「日出ずる国」と呼ばれてきました。大陸から見て東、つまり太陽の昇る方向にあるからです。皇室の祖先とされる天照大神も、太陽の神です。

太陽をかたどった旗の最も古い記録は、701年にさかのぼります。歴史書『続日本紀』に、文武天皇が朝廷の儀式で太陽を表す旗を使ったと書かれています。

現存する最も古い日の丸とされる旗は、山梨県甲州市の雲峰寺に伝わっています。16世紀より前のものとされ、11世紀に天皇から与えられたという言い伝えもあります。

明治時代、まず「船の旗」として決まった

日の丸が国の旗として定められたのは、1870年(明治3年)です。ただしこのとき決められたのは、「日本の商船が掲げる旗」と「海軍が使う旗」としての日の丸でした。

外国と行き来する船には、どこの国の船かを示す旗が必要です。日の丸はまず、海の上で日本を表す旗として出発したのです。陸の上で使う「国旗」を定めた法律は、このときは作られませんでした。

かつての日の丸は、円が少しずれていた

明治時代に定められた日の丸は、今とは少し違っていました。縦横比は7:10。そして赤い円は、旗の中心から、旗竿側にほんの少しだけずれた位置に描かれていました。

現在の日の丸は、縦横比が2:3で、円は旗のちょうど中心にあります。円の直径は、旗の縦の長さの5分の3です。

1999年、ようやく法律で国旗に

1999年8月13日、「国旗及び国歌に関する法律」が施行されました。日の丸が国旗、君が代が国歌であると、初めて法律に書かれたのです。

条文は全部でたった2条。とても短い法律ですが、これによって日の丸は、慣習としてではなく、法律の上でも日本の国旗になりました。

日の丸に似ている国旗

円をひとつ描いた国旗は、ほかにもあります。バングラデシュは緑地に赤い円、パラオは青地に黄色い円です。

ただし、この2つの国旗の円は、どちらも中心より少し旗竿側に寄っています。円がちょうど真ん中にあるのは、日の丸の特徴です。

まとめ

日の丸は、1300年以上前から記録に登場する太陽の旗です。明治時代に船の旗として定められ、1999年にようやく法律で国旗となりました。

いつも見ている旗にも、意外な歴史があるものですね。世界の国旗を覚えるときは、まず自分の国の旗から知っておくと、話のタネになりますよ。

国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。

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