レバノンの国旗は、赤・白・赤の横じまのまん中に、緑の木を1本描いたデザインです。
この木は「レバノン杉」。木を主役にした国旗は、世界でもめずらしいんです。
今は全体が緑一色ですが、実は1990年までは、幹が茶色の旗もふつうに使われていました。
この記事では、レバノンの国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- レバノン杉が描かれている理由
- 赤と白の意味
- 聖書や古代エジプトとレバノン杉
- 1990年まで茶色だった幹の話
レバノンの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、何千年もあこがれられてきた木を描いた旗です。ポイントは3つあります。
- まん中の木はレバノン杉で、不滅とたくましさのしるし
- 赤は流された血、白は平和と山の雪
- 杉の色は、1990年に「すべて緑」と決まった
基本データ
| 正式名称 | レバノン共和国 |
| 制定日 | 1943年12月7日 |
| 国旗の日 | 11月21日 |
| 木の色の決まり | 1990年9月21日 |
| 首都 | ベイルート |
| 人口 | 約580万人 |
色とレバノン杉が表すもの
| 色・形 | 表しているもの |
|---|---|
| 赤(上下) | 独立のために流された血 |
| 白(まん中) | 平和と清らかさ、山をおおう雪 |
| レバノン杉 | 不滅、たくましさ、希望 |
中東の国ですが、レバノンには冬に雪がつもる高い山があり、スキーもできるんですよ。白は、その雪の色でもあります。
何千年もあこがれられた木
レバノン杉は、大きくて長生きする木で、千年をこえて生きるものもあります。
| 登場する場所 | エピソード |
|---|---|
| 聖書 | 100回以上も登場する。強さや気高さのたとえ |
| 古代エジプト | 船をつくる材料に。樹脂はミイラづくりにも使われた |
| ギルガメシュ叙事詩 | 神聖な杉の森が登場する |
ここがトリビア
丈夫で虫にも強いレバノン杉は、古代の世界で最高級の建材でした。エルサレムの神殿にも使われたと伝えられています。
1990年まで、幹は茶色でもよかった
1943年の憲法には、「まん中に緑の杉の木」とだけ書かれていました。細かい決まりがなかったので、葉は緑で幹は茶色、という本物に近い描き方も多かったのです。
- 第一次世界大戦後 フランスの統治。フランス国旗のまん中に杉の木の旗
- 1943年11月21日 赤・白・赤に杉の今の国旗が初めてかかげられる
- 1943年12月7日 憲法に国旗が書きこまれる
- 1990年9月21日 杉の木は「すべて緑」と決まる
古い資料で幹が茶色の旗を見つけたら、それは1990年より前のものかもしれません。
国旗クイズで迷わない!似た国旗との見分け方
| 国 | 見分けるところ |
|---|---|
| レバノン | 赤・白・赤、まん中に緑の杉の木 |
| オーストリア | 赤・白・赤(何もなし、白の幅は同じ) |
| カナダ | 赤・白・赤のたてじま、まん中に赤いカエデの葉 |
「赤・白・赤で、木があればレバノン」です。
よくある質問
レバノンの国旗の木は何ですか?
レバノン杉です。不滅、たくましさ、希望を表しています。
レバノンの国旗の色の意味は?
赤は独立のために流された血、白は平和と山の雪を表すとされています。
杉の幹が茶色の国旗は正しいですか?
1990年までは茶色の幹の旗も使われていましたが、今は「すべて緑」と決まっています。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。