ボツワナの国旗は、水色の地のまん中に、白いふちどりの黒い帯を通したデザインです。
アフリカの国旗は、緑・黄・赤を使ったものがたくさんあります。でもボツワナの国旗には、その色がひとつも入っていません。
代わりに選ばれたのは、雨の色と、白と黒。そこには、乾いた土地の国ならではの願いと、まわりの国への強いメッセージがこめられていました。
この記事では、ボツワナの国旗の意味と歴史を、表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 水色が「雨」を表す理由
- 白と黒にこめたメッセージ
- デザインしたのはだれか
- 国旗クイズで迷わない見分け方
ボツワナの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、雨への願いと、人種の調和を表した旗です。ポイントは3つあります。
- 水色は雨と水を表す
- 白と黒は、人種の調和を表す
- アフリカでは珍しく、緑・黄・赤を使っていない
基本データ
| 正式名称 | ボツワナ共和国 |
| 制定日 | 1966年9月30日 |
| デザイン | ジョージ・ウィンスタンリー |
| 縦横の比率 | 2:3 |
| 首都 | ハボローネ |
| 人口 | 約250万人 |
水色は「雨」、白と黒は「人種の調和」
| 色 | 表しているもの |
|---|---|
| 水色 | 水と雨 |
| 黒と白(帯) | ちがう肌の色の人々が、ともに生きること |
乾いた国にとって、雨は宝もの
ボツワナは、国土の多くをカラハリ砂漠がしめる、雨の少ない国です。農業にとっても、人々の暮らしにとっても、雨はなによりも大切なものでした。
ボツワナのお金の単位は「プラ」。これは、現地の言葉で「雨」という意味です。それほど、雨は特別なのです。
白と黒にこめた、まわりの国へのメッセージ
1966年に独立したころ、となりの南アフリカなどでは、肌の色で人々を分ける政策がとられていました。
ボツワナの国旗の白と黒は、「肌の色に関係なく、ともに生きる」という考えを表しています。まわりの国の政策に対する、はっきりとした意思表示でもありました。
応募作は「どれもダメ」。担当者が自分でデザイン
ボツワナは、独立するまで「ベチュアナランド」と呼ばれる、イギリスの保護領でした。この時代、独自の国旗はなく、イギリスの旗が使われていました。
独立をひかえ、国旗のデザインが募集されます。ところが、担当したイギリスの役人ジョージ・ウィンスタンリーは、集まった案を「どれも見込みなし」と判断しました。
そこで彼は、自分で国旗をデザインすることにします。それが、今のボツワナの国旗です。
ここがトリビア
新しい国旗がはじめてかかげられたのは、1966年9月30日の真夜中。日付が変わり、ボツワナが独立国になった瞬間でした。
国旗クイズで迷わない!見分け方のコツ
水色の地の国旗は、世界でもそれほど多くありません。「水色に黒い帯」と覚えれば、ボツワナはすぐにわかります。
| 国 | 見分けるところ |
|---|---|
| ボツワナ | 水色の地に、白でふちどった黒い横の帯 |
| エストニア | 上から青・黒・白の3本じま |
| 南アフリカ | 6色で、横向きのY字 |
よくある質問
ボツワナの国旗の水色は何を表していますか?
水と雨を表しています。雨の少ないボツワナでは、雨がとても大切にされてきました。
白と黒の帯の意味は?
ちがう肌の色の人々がともに生きる、人種の調和を表しています。
ボツワナの国旗はいつできましたか?
独立した1966年9月30日です。イギリスの役人ジョージ・ウィンスタンリーがデザインしました。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。