スロバキアの国旗は、上から白・青・赤の3本の横じまに、左よりの紋章をのせたデザインです。
紋章のまん中には、横棒が2本ある十字。ちょっと変わった形ですよね。
この紋章、実は国旗ができたときにはありませんでした。紋章がないと、ロシアの国旗とほとんど同じになってしまうからです。
この記事では、スロバキアの国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 白・青・赤の意味
- ロシアと区別するために紋章を足した話
- 二重十字と3つの丘の意味
- スロベニアとの見分け方
スロバキアの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、スラヴの3色に、山と十字の紋章を足した旗です。ポイントは3つあります。
- 白・青・赤は汎スラヴ色
- 紋章は、ロシアと区別するために1992年に加えられた
- 二重十字はキリスト教、3つの丘は3つの山並み
基本データ
| 正式名称 | スロバキア共和国 |
| 三色旗の採用 | 1990年3月1日 |
| 紋章の追加 | 1992年9月3日 |
| 独立 | 1993年1月1日 |
| 首都 | ブラチスラバ |
| 人口 | 約540万人 |
紋章がないと、ロシアとそっくり
スロバキアで白・青・赤の三色旗が使われはじめたのは、1848年。お手本は、同じスラヴ系の大国ロシアの旗でした。
ここがトリビア
でも、お手本に忠実すぎました。白・青・赤の並びはロシアとまったく同じ。そこで1992年、旗の左側に国の紋章が加えられ、ひと目でスロバキアとわかるようになったのです。
- 1848年 白・青・赤の三色旗が使われはじめる
- 1990年3月1日 チェコスロバキアの一部として、紋章なしの三色旗を採用
- 1992年9月3日 紋章が加わる
- 1993年1月1日 チェコと分かれて独立
二重十字と3つの丘
| 描かれているもの | 表しているもの |
|---|---|
| 白い二重十字 | キリスト教。9世紀にこの地にキリスト教を伝えた聖人たちに由来 |
| 3つの青い丘 | タトラ、ファトラ、マートラの3つの山並み |
| 赤い盾 | 紋章の土台 |
紋章のもとは、14世紀のハンガリーの紋章です。スロバキアは長いあいだハンガリー王国の一部でした。
紋章が左よりなのは、風がない日に旗がたれ下がっても、旗ざおに近い部分はよく見えるからです。
国旗クイズで迷わない!似た国旗との見分け方
| 国 | 並び | 紋章 |
|---|---|---|
| スロバキア | 白・青・赤 | 赤い盾に二重十字と青い丘 |
| スロベニア | 白・青・赤 | 青い盾に白い山と3つの星 |
| ロシア | 白・青・赤 | なし |
「十字があればスロバキア」。これだけ覚えれば大丈夫です。
よくある質問
スロバキアの国旗の紋章は何ですか?
赤い盾に、白い二重十字と3つの青い丘を描いた紋章です。
なぜ紋章が加えられたのですか?
紋章がないとロシアの国旗とほぼ同じだったので、区別するために1992年に加えられました。
スロベニアの国旗とのちがいは?
スロバキアは二重十字の紋章、スロベニアは白い山と星の紋章です。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。