ベラルーシの国旗は、上が赤、下が緑の横じまに、左はしの赤と白の細かい模様の帯をつけたデザインです。
この模様は、1917年にひとりの女性がつくった伝統の柄。布のししゅうのような、めずらしい国旗なんです。
そしてベラルーシには、もうひとつ、大切な意味をもつ「白・赤・白の旗」があります。
この記事では、ベラルーシの国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 赤と緑の意味
- 左はしの伝統模様の由来
- ソ連時代の旗とのちがい
- もうひとつの「白・赤・白の旗」
ベラルーシの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、ソ連時代の旗から、シンボルを取りのぞいた旗です。ポイントは3つあります。
- 左はしの模様は、伝統の織物の柄
- 赤は高さの3分の2、緑は3分の1
- 1995年の国民投票で決まった
基本データ
| 正式名称 | ベラルーシ共和国 |
| 制定 | 1995年(2012年に修正) |
| 縦横の比率 | 1:2 |
| 首都 | ミンスク |
| 人口 | 約920万人 |
左はしの模様は、暮らしの中の織物から
模様をデザインしたのは、マトロナ・マルケヴィチという女性です。身近な草花をもとにした、ベラルーシの伝統の柄です。
ここがトリビア
こうした柄は、「ルシニク」という細長い布によく使われてきました。ルシニクは、結婚式などの大切な場面で使われ、お客さんをパンと塩でもてなすときにも、この布にのせて差し出すんです。
| 色 | 大統領の説明 |
|---|---|
| 赤 | 自由と、先祖たちの犠牲 |
| 緑 | 命 |
ソ連時代の旗とのちがい
| ソ連時代(1951年〜) | 今の国旗 | |
|---|---|---|
| 赤と緑 | あり | あり |
| 鎌とハンマー、星 | あり | なし |
| 模様の色 | 赤い地に白い模様 | 白い地に赤い模様 |
- 1917年 伝統模様がつくられる
- 1918年 ベラルーシ人民共和国。白・赤・白の旗
- 1951年 ソ連時代の、赤と緑に模様の旗
- 1991年 ソ連から独立。白・赤・白の旗が国旗に
- 1995年 国民投票で、今の赤と緑の旗に
- 2012年 模様が少し修正される
もうひとつの「白・赤・白の旗」
1991年の独立のとき、ベラルーシは白・赤・白の横じまを国旗にしていました。でも1995年の国民投票で、今の赤と緑の旗に変わります。
それ以来、白・赤・白の旗は、政府に反対する人々のシンボルになりました。2020年から2021年の大きな抗議運動でも、町をうめたのはこの旗でした。政府は、この旗の使用を禁止しています。
国旗クイズで迷わない!覚え方のコツ
| 見るところ | ベラルーシの特徴 |
|---|---|
| 色 | 上が赤(太い)、下が緑 |
| 左はし | 赤と白の伝統模様 |
国旗に織物の柄が入っている国は、世界でもごくわずか。「左はしに模様」ならベラルーシです。
よくある質問
ベラルーシの国旗の左はしの模様は何ですか?
1917年にマトロナ・マルケヴィチがつくった、草花をもとにした伝統の柄です。
ベラルーシの国旗の色の意味は?
公式に決まった意味はありませんが、大統領は赤を自由と先祖の犠牲、緑を命と説明しています。
白・赤・白の旗とは何ですか?
1918年と1991〜1995年に使われた旗で、今は政府に反対する人々のシンボルになっています。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。