モルディブの国旗は、赤いふちどりの中に、緑の四角と白い三日月をのせたデザインです。
インド洋にうかぶ、青い海で人気のリゾートの国。それなのに、国旗には青がまったく使われていません。
実はこの旗、もともとは赤一色でした。そこに少しずつ色や形が足されて、今の姿になったのです。
この記事では、モルディブの国旗の意味と歴史を、表や年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 赤・緑・白の三日月の意味
- 赤一色の旗が今の形になるまで
- 三日月が「逆向き」になった理由
- 国旗クイズで迷わない見分け方
モルディブの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、赤い旗に、緑と三日月を足してできた旗です。ポイントは3つあります。
- いちばん古い旗は、赤一色だった
- 20世紀に、三日月と緑の四角が加えられた
- 1965年の独立のときに、今の形になった
基本データ
| 正式名称 | モルディブ共和国 |
| 今の形になった日 | 1965年7月25日 |
| 縦横の比率 | 2:3 |
| 首都 | マレ |
| 人口 | 約52万人 |
| 島の数 | 約1,200(人が住むのは約200) |
赤・緑・三日月が表すもの
3つの色と形には、それぞれ意味があります。
| 色・形 | 表しているもの |
|---|---|
| 赤いふち | 国のために戦った人々の血と、国を守る勇気 |
| 緑の四角 | 平和と豊かさ |
| 白い三日月 | イスラム教(国の宗教) |
三日月は、ふくらんだ側が旗ざお側を向いています。旗をかかげたとき、ちょうど旗ざおのほうに背中を向ける形です。
赤一色の旗が、今の形になるまで
モルディブで最初に使われていた旗は、まっ赤な一色の旗でした。インド洋を行き来する船の旗としては、とてもシンプルなものです。
その後、旗ざお側に、白と黒のななめのしま模様の帯がつけ加えられました。この帯は「ダンディマティ」と呼ばれていました。
三日月が加わったのは20世紀
20世紀のはじめ、首相をつとめたアブドゥル・マジード・ディディが、旗に三日月を加えました。同じころ、緑の四角に三日月をのせた「政府の旗」もつくられています。
このころの三日月は、今とは反対向きでした。
- 昔 赤一色の旗を使う
- のちに 旗ざお側に、白黒しまの帯がつく
- 1926〜32年ごろ 三日月と緑の四角が加わる
- 1953年 共和国になり、三日月の向きが反対になる
- 1965年 イギリスから独立。白黒しまの帯がなくなり、今の形に
ここがトリビア
1953年に共和国になったとき、三日月の向きがひっくり返されました。その後すぐに王様の国にもどりましたが、旗の向きはもとにもどされず、そのまま今に受けつがれています。
国旗クイズで迷わない!見分け方のコツ
三日月の国旗は、イスラム教の国に多く見られます。モルディブの見分けポイントは「赤いふち」です。
| 国 | 見分けるところ |
|---|---|
| モルディブ | 赤いふちの中に緑の四角、白い三日月 |
| トルコ | 赤い地に、白い三日月と星 |
| パキスタン | 緑の地に白い三日月と星、左はしに白い帯 |
「赤い額ぶちに入った緑の絵」と覚えると、すぐに思い出せます。
よくある質問
モルディブの国旗の三日月は、何を表していますか?
イスラム教を表しています。モルディブでは、イスラム教が国の宗教とされています。
モルディブの国旗はいつできましたか?
今の形になったのは、イギリスから独立した1965年7月25日です。
なぜ青が使われていないのですか?
もともと赤一色だった旗に、緑と三日月を足して今の形になったためです。海の青は、色の由来には入っていません。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。