トンガの国旗は、赤い地の左上に、白い四角と赤い十字をのせたデザインです。
実は最初の旗は、白い地に赤い十字だけでした。ところがそれは、あるマークとそっくりだったのです。
そしてトンガの憲法には、この国旗について「決して変えてはならない」と書かれています。
この記事では、トンガの国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 赤と白、十字が表すもの
- 赤十字のマークとそっくりだった話
- 憲法に書かれた「変えない」という約束
- スイスやジョージアとの見分け方
トンガの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、キリスト教への信仰を表した、王国の旗です。ポイントは3つあります。
- 十字は、キリスト教を表す
- 最初の旗が、赤十字のマークとそっくりだった
- 憲法で、国旗を変えてはならないと決められている
基本データ
| 正式名称 | トンガ王国 |
| 制定日 | 1875年11月4日(憲法と同じ日) |
| 縦横の比率 | 1:2 |
| 首都 | ヌクアロファ |
| 人口 | 約10万人 |
赤・白・十字が表すもの
| 色・形 | 表しているもの |
|---|---|
| 赤い十字 | キリスト教 |
| 白 | 清らかさ |
| 赤 | イエス・キリストが十字架で流した血 |
トンガは、国民のおよそ97%がキリスト教を信じる国です。19世紀、イギリスから来た宣教師たちによって、キリスト教が広まりました。
赤十字のマークとそっくりだった
1845年に王になったジョージ・トゥポウ1世は、キリスト教を表す新しい旗をつくろうと考えました。
最初に考えられたのは、白い地に赤い十字の旗でした。ところがこれは、1863年に生まれた「赤十字」のマークとほとんど同じだったのです。
そこで、赤い地の左上に、白い四角と赤い十字を置いた形に改められました。こうして生まれたのが、今の国旗です。
- 1840年代 白い地の四すみに十字、まん中に王を表す文字を置いた旗
- 1866年 今のデザインが使われはじめる
- 1875年 憲法ができ、国旗が正式に決まる
ここがトリビア
白い地に赤い十字の、最初の旗も、今もトンガのシンボルのひとつとして大切にされています。
「絶対に変えない」という憲法の約束
1875年11月4日に定められたトンガの憲法には、国旗について、「決して変えてはならず、いつまでもトンガの旗である」と書かれています。
国旗を「変えてはいけない」と、ここまではっきり憲法に書いている国は、とてもめずらしい存在です。
国旗クイズで迷わない!似た国旗との見分け方
| 国 | 見分けるところ |
|---|---|
| トンガ | 赤い地の左上だけに、白い四角と赤い十字 |
| スイス | 赤い正方形のまん中に、白い十字 |
| ジョージア | 白い地に、赤い大きな十字と4つの小さな十字 |
| デンマーク | 赤い地に、白い十字が旗の端まで |
「十字が左上の小さな窓に入っていればトンガ」と覚えましょう。
よくある質問
トンガの国旗の十字の意味は?
キリスト教を表しています。トンガの人々のおよそ97%がキリスト教を信じています。
なぜ今の形になったのですか?
最初に考えた白地に赤い十字の旗が、赤十字のマークとそっくりだったためです。
トンガの国旗は変わることがありますか?
憲法で「決して変えてはならない」と決められています。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。