トルクメニスタンの国旗は、緑の地に、細かいじゅうたんの模様と、白い三日月と星を描いたデザインです。
旗ざお側のたての帯には、トルクメン絨毯(じゅうたん)の伝統的な模様が5つ並んでいます。とても細かく、「世界一複雑な国旗」と呼ばれることもあります。
じつはこの5つの模様、並び順にも意味があるのです。
この記事では、トルクメニスタンの国旗の意味と歴史を、表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- じゅうたん模様が表す5つの部族
- 模様の並び順の意味
- 三日月と5つの星の意味
- 世界一高かった国旗掲揚塔
トルクメニスタンの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、じゅうたんの模様で、国をつくる部族を表した旗です。ポイントは3つあります。
- 5つの模様は、5つの部族を表す
- いちばん上は、最も力をもつ部族の模様
- 首都には、高さ133mの国旗掲揚塔がある
基本データ
| 正式名称 | トルクメニスタン |
| 今の国旗になった日 | 2001年1月24日(原型は1992年) |
| 縦横の比率 | 2:3 |
| 首都 | アシガバット |
| 人口 | 約700万人 |
5つのじゅうたん模様は「5つの部族」
たての帯に並ぶ模様は、「グル」と呼ばれるトルクメン絨毯の伝統的な模様です。それぞれが、トルクメン人の主な5つの部族を表しています。
| 並び順(上から) | 部族 |
|---|---|
| 1 | テケ族 |
| 2 | ヨムト族 |
| 3 | サリク族 |
| 4 | チョウドゥル族 |
| 5 | エルサリ族 |
いちばん上に置かれているのは、独立以来、国の政治で最も大きな力をもってきたテケ族の模様です。並び順は、部族どうしの力関係を表しているといわれます。
ここがトリビア
トルクメン絨毯を織る技術は、2019年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。結婚式や出産など、人生の大切な場面で使われてきた、暮らしの宝です。
三日月と5つの星が表すもの
| 形 | 表しているもの |
|---|---|
| 緑の地 | イスラム教と、豊かな自然 |
| 白い三日月 | 明るい未来 |
| 5つの星 | 国の5つの州(人間の5つの感覚という説も) |
| オリーブの枝 | 永世中立(どの国とも戦争をしない立場) |
5つの星については、「5つの州」という説明と、「見る・聞く・味わう・かぐ・さわるの5つの感覚」という説明があり、どちらとも決まっていません。
高さ133m、世界一高かった国旗掲揚塔
首都アシガバットには、2008年に完成した高さ133メートルの国旗掲揚塔があります。かかげられる国旗は、52.5メートル×35メートル、重さは約420キログラムです。
完成したときは「世界一高い国旗掲揚塔」としてギネス世界記録に認められましたが、2010年にアゼルバイジャンの162メートルの塔にぬかれました。
国旗のための祝日がある
トルクメニスタンには「国旗と憲法の日」という祝日があります。2018年からは、毎年5月18日に、国をあげて国旗を祝っています。
国旗クイズで迷わない!覚え方のコツ
| 見るところ | トルクメニスタンの特徴 |
|---|---|
| 地の色 | 緑 |
| 左側 | じゅうたん模様のたての帯 |
| 上の方 | 白い三日月と5つの星 |
「緑の旗に、じゅうたんの帯」。じゅうたん模様のある国旗は、トルクメニスタンだけです。
よくある質問
トルクメニスタンの国旗の模様は何ですか?
トルクメン絨毯の伝統的な模様です。主な5つの部族をそれぞれ表しています。
5つの星の意味は?
国の5つの州を表すという説と、人間の5つの感覚を表すという説があります。
なぜ「世界一複雑な国旗」といわれるのですか?
じゅうたんの模様がとても細かく、国旗として描くのがむずかしいためです。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。
“トルクメニスタンの国旗の意味は?「じゅうたん模様」が描かれた、世界一複雑な国旗” に1件のコメントがあります