イラクの国旗は、赤・白・黒の3本の横じまの、白い帯のまん中に、緑色の文字を書いたデザインです。
書かれているのは、アラビア語で「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」という言葉です。
イラクの国旗は、王国の時代から今まで、何度もデザインが変わってきました。今の旗も、もともとは「仮の旗」として決められたものです。
この記事では、イラクの国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 赤・白・黒と緑の文字の意味
- 文字が加わった経緯
- 2008年に3つの星が消えた理由
- エジプト・シリアとの見分け方
イラクの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、アラブの3色に、神をたたえる言葉を書いた旗です。ポイントは3つあります。
- 3色は、アラブ解放の旗の色
- 緑の文字は「神は偉大なり」
- 2008年に3つの星がなくなった
基本データ
| 正式名称 | イラク共和国 |
| 今の国旗になった日 | 2008年1月22日 |
| 3色の旗の始まり | 1963年7月31日 |
| 縦横の比率 | 2:3 |
| 首都 | バグダッド |
| 人口 | 約4,600万人 |
色と文字が表すもの
| 色・文字 | 表しているもの |
|---|---|
| 赤・白・黒 | 1952年のエジプト革命で生まれた「アラブ解放の旗」の色 |
| 緑の文字 | 「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」。クーフィー体という角ばった古い書体 |
赤・白・黒の3色は、エジプトの革命から広まったアラブの国々の色です。イラクのほか、エジプト、シリア、イエメンの国旗にも使われています。
何度も変わったイラクの国旗
- 1921年 王国時代。黒・白・緑の横じまに、赤い台形と2つの白い星
- 1959年 共和国になり、黒・白・緑のたてじまに赤い星と黄色い太陽
- 1963年 赤・白・黒の横じまに、緑の星3つの旗になる
- 1991年 湾岸戦争のころ、星のあいだに「神は偉大なり」の文字が加わる
- 2008年 3つの星がなくなり、文字だけの今の旗になる
王国時代の2つの星は「2つの川」
王国時代の旗の2つの星は、イラクを流れるチグリス川とユーフラテス川を表していました。古代メソポタミア文明を生んだ、2つの大きな川です。
2008年、3つの星が消えた
1963年から使われてきた3つの星は、当時の政権が目指した、エジプト・シリアとの統一を表すものでした。2008年、新しい政府のもとで3つの星は取りのぞかれ、文字だけの旗になります。
ここがトリビア
1991年に加えられた文字は、当時の大統領サダム・フセインの手書きの字をもとにしていたといわれます。2004年ごろ、この文字は伝統的な書体に改められました。
今の国旗も、もともとは仮の国旗として決められたものでした。しかし新しい国旗は決まらず、今もこの旗が使われ続けています。
国旗クイズで迷わない!似た国旗との見分け方
| 国 | 白い帯のまん中 |
|---|---|
| イラク | 緑のアラビア文字 |
| エジプト | 金色のワシ |
| スーダン | 何もない(左に緑の三角形) |
| イエメン | 何もない |
「白い帯に緑の文字があればイラク」と覚えましょう。
よくある質問
イラクの国旗の文字は何と書いてありますか?
アラビア語で「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」と書かれています。
イラクの国旗に星はありますか?
今はありません。1963年から3つの緑の星がありましたが、2008年に取りのぞかれました。
エジプトの国旗とのちがいは?
どちらも赤・白・黒ですが、イラクは白い帯に緑の文字、エジプトは金色のワシがあります。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。
“イラクの国旗の意味は?緑の文字「神は偉大なり」と、何度も変わった国旗” に1件のコメントがあります