ベリーズの国旗は、青い地の上下に赤い帯、まん中の白い円に紋章を描いたデザインです。
その紋章をよく見ると、2人の人が立っています。人の姿がはっきり描かれた国旗は、世界でもベリーズだけといわれます。
しかも、この旗に使われている色は、なんと19色ほど。国旗の中でも、とくに色の多い旗です。
この記事では、ベリーズの国旗の意味と歴史を、表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 紋章に描かれた2人の正体
- 斧・のこぎり・帆船・木の意味
- 50枚の葉が表す年
- 青と赤に隠れた2つの政党の話
ベリーズの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、木材で栄えた国の歴史を描いた旗です。ポイントは3つあります。
- 紋章には、2人のきこりが描かれている
- 斧やのこぎり、帆船は、マホガニーの木材の取り引きを表す
- 青と赤は、2つの政党の色だという説がある
基本データ
| 正式名称 | ベリーズ |
| 制定日 | 1981年9月21日(独立と同じ日) |
| 縦横の比率 | 2:3 |
| 愛称 | 「統一の旗」 |
| 首都 | ベルモパン |
| 人口 | 約41万人 |
紋章に描かれた2人は「きこり」
紋章の両がわに立つ2人は、斧やのこぎりを持ったきこりです。
1人はメスティーソ(先住民とヨーロッパ系の人の子孫)、もう1人はアフリカ系の人です。いろいろな人たちがともに暮らす、ベリーズの姿を表しています。
ここがトリビア
実はこの2人、昔はどちらもアフリカ系の人として描かれていました。2019年に国旗の細かいデザインが正式に決められたとき、1人がメスティーソの姿に改められたのです。
斧・のこぎり・帆船が表すもの
紋章の盾の中には、道具や船が描かれています。これらはすべて、18〜19世紀にベリーズを支えた「マホガニー(高級な木材)」の取り引きを表しています。
| 描かれているもの | 表しているもの |
|---|---|
| 斧・のこぎり・オール | 木を切り、運ぶための道具 |
| 帆船 | 木材をイギリスへ運んだ船 |
| マホガニーの木 | ベリーズの森と、木材で栄えた歴史 |
| 50枚の葉の輪 | 1950年(独立を求める運動が本格的に始まった年) |
| リボンの言葉 | 「木かげのもとで栄える」(ラテン語) |
紋章のまわりの葉は、数えるとちょうど50枚。1950年を表す、ちょっとした「暗号」です。
青と赤には、2つの政党の話がかくれている
青と赤の意味は、資料によって説明がちがいます。「青は海、赤は国を守る決意」という説明もあります。
一方で、こんな話も伝えられています。独立の前、独立運動を進めた政党の旗は、青と白の旗でした。そこに独立のとき、ライバルの政党の色である赤が上下に加えられた、というのです。
対立していた2つの政党が、ひとつの旗の下にまとまった。この旗が「統一の旗」と呼ばれる理由は、ここにあります。
年表で見るベリーズ国旗の歴史
- 1907年 イギリスの植民地として、紋章が定められる
- 1950年 独立を求める運動が本格的に始まる
- 1973年 「英領ホンジュラス」から「ベリーズ」に国名が変わる
- 1981年 独立。今の国旗が決まる
- 2019年 色や紋章の細かいデザインが正式に決まる
国旗クイズで迷わない!覚え方のコツ
| 見るところ | ベリーズの特徴 |
|---|---|
| 形 | 青い地の上下に細い赤い帯 |
| まん中 | 白い円の中に、2人の人がいる紋章 |
「青い旗に、人が2人」と覚えておけば、まず迷いません。
よくある質問
ベリーズの国旗に描かれている人はだれですか?
斧やのこぎりを持った2人のきこりです。メスティーソとアフリカ系の人の姿で描かれています。
なぜ人が描かれているのですか?
マホガニーの木材で栄えた国の歴史と、いろいろな人々がともに暮らす国の姿を表すためです。
ベリーズの国旗は何色使われていますか?
細かい色まで数えると、19色ほど使われているとされます。国旗の中でも、とくに色が多い旗です。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。