ジャマイカの国旗は、金色の斜めの十字で、旗を4つに分けたデザインです。上と下が緑、左と右が黒になっています。
実はこの国旗、赤・白・青を1色も使っていない、世界でただひとつの国旗なんです。
ジャマイカといえば、レゲエの「赤・黄・緑」を思いうかべる人も多いですよね。でも、国旗の色はそれとはちがいます。
この記事では、ジャマイカの国旗の意味と歴史を、表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 黒・緑・金の意味
- 赤・白・青を使わない唯一の国旗であること
- 最初は「横じま」の案だった話
- レゲエの色とのちがい
ジャマイカの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、赤・白・青を使わない、世界でただひとつの国旗です。ポイントは3つあります。
- 金の斜め十字で、緑と黒に分かれている
- 赤・白・青を使わない国旗は、世界でジャマイカだけ
- 色の意味は、1996年に新しくなった
基本データ
| 国名 | ジャマイカ |
| 制定日 | 1962年8月6日(独立の日) |
| 縦横の比率 | 1:2 |
| 首都 | キングストン |
| 人口 | 約280万人 |
黒・緑・金が表すもの
| 色 | 1962年の意味 | 1996年からの意味 |
|---|---|---|
| 黒 | 苦しみ | 困難を乗りこえてきた、人々の強さと創造力 |
| 緑 | 大地 | 島のゆたかな緑と、希望 |
| 金 | かがやく太陽 | 国のゆたかさと、太陽の光 |
独立したころの説明は、「苦しみはあるけれど、大地は緑で、太陽はかがやいている」というものでした。
ここがトリビア
「黒=苦しみ」という説明は、1996年に見直されました。今は「黒=人々の強さと創造力」と、前向きな意味になっています。同じ旗のまま、意味だけが新しくなったのです。
赤・白・青を使わない、世界でただひとつの国旗
世界の国旗のほとんどには、赤・白・青のどれかが入っています。ところがジャマイカの国旗は、黒・緑・金だけ。
以前は、アフリカのモーリタニアの国旗(緑の地に金の三日月と星)も、同じく赤・白・青を使っていませんでした。でも2017年、モーリタニアは国旗に赤い帯を加えます。
こうしてジャマイカは、赤・白・青を使わない、世界でただひとつの国旗になったのです。
最初は「横じま」の案だった
独立の前、国旗のデザインが募集され、360以上の案が集まりました。でも、決め手になる案はありませんでした。
そこで議会の委員会がデザインを考えます。最初は横じまの案でしたが、アフリカのタンガニーカ(今のタンザニアの一部)の旗に似すぎていたため、斜め十字に変えられました。
- 1962年 独立に向けて、国旗のデザインを募集
- 1962年 横じまの案が、タンガニーカの旗に似ていて見直される
- 1962年8月6日 独立。斜め十字の国旗がかかげられる
- 1996年 色の意味が新しくなる
斜め十字の形は、スコットランドの国旗から思いついた、ともいわれます。
レゲエの「赤・黄・緑」とはちがう
ジャマイカのおみやげなどでよく見る赤・黄・緑は、国旗の色ではありません。ジャマイカで生まれた「ラスタファリ運動」の色です。
| 色の組み合わせ | 何の色? |
|---|---|
| 黒・緑・金 | ジャマイカの国旗 |
| 赤・黄・緑 | ラスタファリ運動の色(もとはエチオピアの国旗の色) |
ラスタファリ運動では、エチオピアがとても大切な国とされています。そのため、エチオピアの国旗の色がシンボルになったのです。
国旗クイズで迷わない!覚え方のコツ
| 見るところ | ジャマイカの特徴 |
|---|---|
| 形 | 金色の斜め十字 |
| 上下 | 緑 |
| 左右 | 黒 |
「黄色いバツ印に、緑と黒」と覚えましょう。
よくある質問
ジャマイカの国旗の色の意味は?
黒は人々の強さと創造力、緑はゆたかな自然と希望、金は国のゆたかさと太陽の光を表しています。
赤・白・青を使わない国旗は、ほかにありますか?
2017年にモーリタニアの国旗が変わってからは、ジャマイカだけです。
レゲエの赤・黄・緑は国旗の色ですか?
いいえ。赤・黄・緑はラスタファリ運動の色で、もとはエチオピアの国旗の色です。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。
“ジャマイカの国旗の意味は?黒・緑・金の斜め十字と、赤・白・青を使わない唯一の国旗” に6件のコメントがあります