ガーナの国旗|「ブラックスター」は、ある船会社の旗から来ていた

Flag_of_Ghana

赤・金・緑の横三色に、中央の黒い星。ガーナの国旗は、アフリカの国旗の「お手本」ともいえる存在です。

サッカーのガーナ代表は「ブラックスターズ」と呼ばれていますが、その名前のもとになったのがこの黒い星。そしてこの星のルーツをたどると、ある船会社の旗に行き着きます。

ガーナってどんな国?国旗の基本データ

正式名称ガーナ共和国
人口約3,400万人
首都アクラ
制定日1957年3月6日
デザインテオドシア・オコー
配色赤・金・緑に黒い星

デザインしたのは、ひとりの女性教師

ガーナは1957年3月6日、サハラ砂漠より南のアフリカで、植民地支配からいち早く独立を果たした国です。それまでは「ゴールド・コースト(黄金海岸)」と呼ばれるイギリスの植民地でした。

独立にあわせて国旗をデザインしたのは、テオドシア・オコーという女性です。芸術家であり、教師でもありました。

赤・金・緑が表すもの

赤は、独立のために闘った先人たちの血。金は、この国の鉱物資源の豊かさ。かつて「黄金海岸」と呼ばれたほど、金がよく採れる土地です。

緑は、森と自然の恵みを表します。ガーナといえばチョコレートの原料になるカカオが有名ですが、そのカカオも緑が表す恵みのひとつです。

黒い星は、船会社の旗から

中央の黒い星は、アフリカの解放と、植民地支配に対する団結のしるしです。「アフリカの黒い星」とも呼ばれています。

この星は、「ブラック・スター・ライン」という船会社の旗から取られました。1919年から1922年まで営業していた会社で、設立したのは黒人の地位向上を訴えた運動家マーカス・ガーヴィーです。世界に散らばったアフリカ系の人々を、船でアフリカとつなごうとした会社でした。

会社そのものは短命に終わりましたが、黒い星は希望のシンボルとして人々の記憶に残り、やがてガーナの国旗の中央に輝くことになります。

エチオピアの3色を、逆さに並べた

赤・金・緑の3色は、アフリカで長く独立を保ったエチオピアの国旗の色です。ガーナは、エチオピアに続いてこの3色を使った2番目の国でした。ただし色の並び順は、エチオピアとは上下が逆になっています。

この配色はその後、独立していくアフリカの国々に次々と取り入れられ、「アフリカの色」として広まっていきました。ギニアビサウやサントメ・プリンシペの国旗は、ガーナの国旗の影響を受けています。

一時は、別の旗に変えられていた

実はこの国旗、1962年から1966年までのあいだは使われていませんでした。初代大統領エンクルマの時代に、中央の帯が金色から白に変えられていたのです。1966年にエンクルマが政権を追われると、もとの旗が復活しました。

まとめ

ガーナの国旗は、アフリカの独立の時代を切りひらいた旗です。赤・金・緑の3色も、中央の黒い星も、このあとに続く多くの国の旗に影響を与えました。

「ブラックスターズ」の試合を見るときは、ユニフォームの胸の黒い星に注目してみてください。100年前の船会社の夢が、今もそこに輝いています。

国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。

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