ドミニカ共和国の国旗は、白い十字で旗を4つに分け、左上と右下を青、右上と左下を赤にしたデザインです。
まん中の小さな紋章を、ぐっと拡大してみましょう。そこには開かれた1冊の聖書が描かれています。
国旗に聖書が描かれている国は、世界でもとてもめずらしいんです。
この記事では、ドミニカ共和国の国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 青・赤・白い十字の意味
- 紋章に描かれた聖書のこと
- ハイチの旗から生まれた歴史
- 「ドミニカ国」とのちがい
ドミニカ共和国の国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、信仰と独立への思いを描いた旗です。ポイントは3つあります。
- 紋章には、開かれた聖書と十字架
- もとは、ハイチの旗に白い十字を重ねたもの
- デザインしたのは、建国の父ドゥアルテ
基本データ
| 正式名称 | ドミニカ共和国 |
| 初めてかかげられた日 | 1844年2月28日 |
| デザイン | フアン・パブロ・ドゥアルテ |
| 首都 | サントドミンゴ |
| 人口 | 約1,100万人 |
色と紋章が表すもの
| 色・形 | 表しているもの |
|---|---|
| 青 | 自由。神が国を守ること |
| 赤 | 自由のために戦った人々の血 |
| 白い十字 | 救いと平和、国民の団結 |
| 紋章の聖書と十字架 | 信仰 |
| リボンの言葉 | 「神、祖国、自由」 |
ここがトリビア
「神、祖国、自由」は、独立をめざした秘密結社「ラ・トリニタリア」の合言葉でした。信仰が独立運動のよりどころだったことが、そのまま旗に刻まれているのです。
なお、一般の人や商船が使う旗には、紋章は入りません。
ハイチの旗に、白い十字を重ねた
ドミニカ共和国は、カリブ海のイスパニョーラ島の東側にあります。西側はハイチです。1822年から22年間、島全体がハイチに支配されていました。
国旗をデザインしたドゥアルテは、当時のハイチの旗(上が青、下が赤)に、白い十字を重ねました。支配していた国の旗を、自分たちの旗につくりかえたのです。
- 1822年 ハイチが島の東側も支配する
- 1838年 ドゥアルテたちが秘密結社をつくる
- 1844年2月28日 国旗が初めてかかげられる(4人の女性がぬった)
- その後 青と赤をたがいちがいに置く、今の配置に
国旗クイズで迷わない!「ドミニカ国」とのちがい
| 国 | 見分けるところ |
|---|---|
| ドミニカ共和国 | 白い十字で青と赤を4つに分ける、まん中に紋章 |
| ドミニカ国 | 緑の地に、黄・黒・白の十字と、まん中にオウム |
| パナマ | 白い地の四角と青・赤の四角を組み合わせ、青と赤の星 |
名前はそっくりですが、国旗はまったくちがいます。「白い十字で4分割」ならドミニカ共和国です。
よくある質問
ドミニカ共和国の国旗の紋章には何が描かれていますか?
開かれた聖書と十字架が描かれ、リボンには「神、祖国、自由」と書かれています。
ドミニカ共和国の国旗の色の意味は?
青は自由、赤は自由のための血、白い十字は救いと平和、団結を表しています。
ドミニカ国とのちがいは?
別の国です。ドミニカ国の国旗は緑の地にオウムを描いた旗です。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。