ドミニカ国の国旗は、緑の地に黄・黒・白の十字を通し、まん中の赤い丸にオウムを描いたデザインです。
このオウムの体は紫色。紫を使った国旗は、世界でもほんのわずかしかありません。
しかもこのオウムは、ドミニカ国にしかいない、とても数の少ない鳥なのです。
この記事では、ドミニカ国の国旗の意味と歴史を、表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 紫のオウムの正体
- 国旗に紫が少ない理由
- 10個の星と十字の意味
- ドミニカ共和国との見分け方
ドミニカ国の国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、この島にしかいない鳥を、まん中に描いた旗です。ポイントは3つあります。
- まん中のオウムは、国鳥ミカドボウシインコ
- 世界でもめずらしい、紫色を使った国旗
- 10個の星は、10の地区を表す
基本データ
| 正式名称 | ドミニカ国 |
| 制定日 | 1978年11月3日(独立と同じ日) |
| デザイン | アルウィン・ブリー(劇作家) |
| 縦横の比率 | 1:2 |
| 首都 | ロゾー |
| 人口 | 約7万人 |
色・十字・星・オウムが表すもの
| 色・形 | 表しているもの |
|---|---|
| 緑 | 島をおおう豊かな森 |
| 十字(黄・黒・白) | キリスト教。黄は土、黒は人々、白は川や滝などの清らかな水 |
| 赤い丸 | 正義 |
| 10個の緑の星 | 10の地区と、すべての国民の平等 |
| 紫のオウム | 国鳥ミカドボウシインコ |
なぜ国旗に「紫」は少ないの?
昔、紫色の染料は、貝からほんの少ししかとれないとても高価なものでした。王様や貴族しか身につけられない、特別な色だったのです。
しかも紫は色あせしやすく、遠くから見分けにくい色でもありました。そのため、国旗にはほとんど使われてこなかったのです。
そんな中でドミニカ国は、あえて紫を旗の中心に置きました。理由は、国鳥ミカドボウシインコの羽の色だからです。
ドミニカ国にしかいないオウム
ミカドボウシインコは、世界でドミニカ国にしかいないオウムです。野生のものはとても少なく、絶滅のおそれがある鳥とされています。
独立の翌年、1979年には大きなハリケーンが島をおそい、オウムのすむ森が大きな被害を受けました。2017年のハリケーンでも、再び森が傷ついています。
ここがトリビア
このオウムは子育てのペースがとてもゆっくりで、一度数が減るとなかなか元にもどりません。国旗に描かれた鳥を守ることは、国の自然を守ることそのものなのです。
デザインしたのは劇作家
国旗をデザインしたのは、劇作家のアルウィン・ブリーです。彼は「国民みんなに、この国の森も川も山も動物も、自分たちが授かった恵みとして誇りに思ってほしかった」と語っています。
国旗クイズで迷わない!ドミニカ共和国との見分け方
名前がよく似た「ドミニカ共和国」は、まったく別の国です。国旗もまったくちがいます。
| 国 | 見分けるところ |
|---|---|
| ドミニカ国 | 緑の地に、黄・黒・白の十字と紫のオウム |
| ドミニカ共和国 | 白い十字で、青と赤を4つに分ける |
「オウムがいればドミニカ国」と覚えましょう。
よくある質問
ドミニカ国の国旗の鳥は何ですか?
国鳥のミカドボウシインコです。世界でドミニカ国にしかいないオウムです。
なぜ紫色が使われているのですか?
ミカドボウシインコの羽の色だからです。紫は、国旗ではとてもめずらしい色です。
10個の星は何を表していますか?
国の10の地区と、すべての国民の平等を表しています。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。
“ドミニカ国の国旗の意味は?めずらしい「紫」のオウムと、10個の星をわかりやすく” に5件のコメントがあります