レソトの国旗は、青・白・緑の横じまのまん中に、黒い帽子をひとつ描いたデザインです。
この帽子は「モコロトロ」と呼ばれる、レソトの伝統的なわら帽子。国旗に帽子が描かれている国は、世界でもレソトだけです。
実は以前の国旗には、盾や槍が描かれていました。それがなぜ帽子に変わったのでしょうか。
この記事では、レソトの国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。
この記事でわかること
- 青・白・緑と帽子の意味
- 盾と槍の旗から変わった理由
- 帽子が「黒」になった理由
- 3回変わった国旗の歴史
レソトの国旗とは?3行でわかるポイント
ひと言でいうと、平和を願って、武器を帽子に変えた旗です。ポイントは3つあります。
- まん中に、伝統的な帽子「モコロトロ」
- 前の旗の盾と槍を、平和のために取りのぞいた
- 今の旗は、独立40周年の2006年に生まれた
基本データ
| 正式名称 | レソト王国 |
| 今の国旗になった日 | 2006年10月4日 |
| 縦横の比率 | 2:3 |
| 首都 | マセル |
| 人口 | 約230万人 |
| まわりの国 | 南アフリカだけ(国のまわりをぐるりと囲まれている) |
青・白・緑と帽子が表すもの
| 色・形 | 表しているもの |
|---|---|
| 青 | 空と雨 |
| 白 | 平和 |
| 緑 | 豊かな実り |
| 黒い帽子(モコロトロ) | レソトの人々と、その文化 |
モコロトロは、とがった山のような形をしたわら帽子です。レソトの山の形をまねたものともいわれ、国のシンボルとして大切にされています。
盾と槍から、帽子へ
レソトは、まわりをすべて南アフリカに囲まれた、山の多い小さな国です。
1987年、軍がクーデターで政権をにぎり、国旗には盾と槍、こん棒という武器が描かれるようになりました。
2006年、独立40周年をむかえたレソトは、国旗を変えます。理由は、国の中でも、ただひとつのとなりの国・南アフリカとも、平和に暮らしていることを表したかったからです。武器のかわりに選ばれたのが、平和な暮らしの象徴である帽子でした。
ここがトリビア
新しい国旗の案では、最初は帽子が茶色でした。でも、「黒い人々の国」であることを表すため、黒い帽子に変えられたのです。
- 1966年 独立。青・緑・赤の旗に、白い帽子を描く
- 1987年 クーデターのあと、盾と槍とこん棒の旗になる
- 2006年 独立40周年。青・白・緑に黒い帽子の、今の旗になる
国旗クイズで迷わない!覚え方のコツ
| 見るところ | レソトの特徴 |
|---|---|
| 色 | 上から青・白・緑(白が太い) |
| まん中 | 黒いとんがり帽子 |
「旗に帽子があればレソト」。こんな国旗はほかにないので、一度で覚えられます。
よくある質問
レソトの国旗の帽子は何ですか?
「モコロトロ」というレソトの伝統的なわら帽子です。国のシンボルとして大切にされています。
なぜ帽子が描かれているのですか?
2006年に、国の内外での平和を表すため、それまでの盾や槍の代わりに描かれました。
レソトの国旗はいつ今の形になりましたか?
独立40周年にあたる2006年10月4日です。
国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。