セルビアの国旗の意味は?赤・青・白と双頭のワシ、ロシアと色が逆の理由

Flag_of_Serbia

セルビアの国旗は、上から赤・青・白の3本の横じまに、双頭のワシの紋章をのせたデザインです。

色の組み合わせは、ロシアの国旗とまったく同じ。でも並び順は、ロシアをひっくり返したような順番になっています。

そして紋章の盾には、アルファベットの「C」のような形が4つ描かれています。

この記事では、セルビアの国旗の意味と歴史を、表と年表を使ってやさしく紹介します。

この記事でわかること

  • 赤・青・白の意味
  • ロシアと色の順番が逆な理由
  • 紋章のワシと4つの「C」の意味
  • 700年以上前の記録に残る旗

セルビアの国旗とは?3行でわかるポイント

ひと言でいうと、スラヴの3色に、王家のワシを描いた旗です。ポイントは3つあります。

  1. 色は、スラヴの国々に共通する赤・青・白
  2. ロシアとは、並び順が逆
  3. 紋章には双頭のワシと4つの「C」

基本データ

正式名称セルビア共和国
三色旗の始まり1835年ごろ
今の形になった年2004年(2010年に少し修正)
縦横の比率2:3
首都ベオグラード
人口約660万人

赤・青・白と紋章が表すもの

色・形表しているもの
赤・青・白スラヴの国々に共通する「汎スラヴ色」
白い双頭のワシ中世セルビアの王家のしるし
盾の十字キリスト教(正教会)
4つの「C」の形火打ち金(昔の火おこしの道具)。皇帝の言葉の頭文字ともいわれる

ここがトリビア

盾の4つの「C」は、キリル文字の「С(エス)」を4つ並べたものと説明されることがあります。「セルビア人を救うのは団結のみ」という言葉の、4つの単語の頭文字だというのです。ただし、もとはビザンツ帝国の紋章にあった火打ち金の模様だったと考えられています。

なぜロシアと色の順番が逆なの?

セルビアの国旗は、ロシアの国旗(上から白・青・赤)と同じ色を使っています。どちらもスラヴ系の国で、19世紀には、ロシアを手本にスラヴの人々の団結が強く意識されていました。

セルビアの三色旗が使われはじめたのは、オスマン帝国から自治を認められた1830年代です。このとき、ロシアと区別するため、色の順番を変えたともいわれます。

「ロシアの旗を逆さまにしたのがセルビア」と覚えると、ちょうどぴったりです。

700年以上前の記録に残る「赤と青の旗」

1281年の記録には、セルビアの王の宝物の中に、「赤と青の布の旗」があったと書かれています。これが、セルビアの旗の色についての最も古い記録です。

  1. 1281年 王の宝物の中に、赤と青の旗の記録
  2. 14世紀 白い地や黄色い地に、赤い双頭のワシの旗が使われる
  3. 1835年ごろ 赤・青・白の三色旗が使われはじめる
  4. 20世紀 ユーゴスラビアの一部となる
  5. 2004年 今の国旗が決まる
  6. 2010年 紋章の形が少し修正される

国旗クイズで迷わない!似た国旗との見分け方

国上から順に紋章
セルビア赤 → 青 → 白双頭のワシ
ロシア白 → 青 → 赤なし
スロバキア白 → 青 → 赤二重十字
スロベニア白 → 青 → 赤白い山と星

まわりの国はみんな「白が上」。セルビアだけが「赤が上」です。

よくある質問

セルビアの国旗の色の意味は?

赤・青・白は、スラヴの国々に共通する「汎スラヴ色」です。

ロシアの国旗とのちがいは?

同じ3色ですが、ロシアは上から白・青・赤、セルビアは赤・青・白と、順番が逆になっています。

紋章の4つの「C」は何ですか?

昔の火おこしの道具「火打ち金」の模様がもとといわれます。「団結」を表す言葉の頭文字という説明もあります。

国旗の形や色をどれだけ覚えられたか、ぜひノーマルモードのクイズで力試ししてみてください。

参考資料:Flag of Serbia(英語版Wikipedia)

“セルビアの国旗の意味は?赤・青・白と双頭のワシ、ロシアと色が逆の理由” に1件のコメントがあります

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